市営住宅を退去する際の流れを教えてください。
市営住宅を退去する際には、一般的に下記の流れで退去手続きが進められます。
1.退去日の連絡をする
事業主体が定めている期日まで(通常、退去日の2~3週間前まで)に、管理事務所へ退去届を提出します。
※この時、駐車場を契約している場合は、併せて連絡を行います。
※当該団地の自治体や連絡員にも退去日の連絡を入れます。
2.家賃を清算する
月の途中で退去する場合、家賃は退去予定日までの日割り精算となります。
敷金は、5の退去検査後、修繕費用や滞納分の家賃がある場合はその分を差し引かれ、余った場合は名義人様の口座へ返金、不足がある場合は追加で支払いが発生します。
3.光熱費の契約を解除する
退去日までに電気・ガス・水道の営業所等に連絡を入れ、契約を解除します。
4.原状回復の実施
退去前に下記の現状回復を行います。入居者が負う現状回復の範囲は事業主体ごとに定められていますので、予め確認しておきましょう。
- 破損した部分の修繕
- 入居者ご自身が設置したものや改造したもの(模様替えや手すり設置など)の撤去
- 駐車場や駐輪場からの車両の撤去
- 各事業主体が定めている建物・設備等の自然的な劣化や損耗等(畳・ふすま・クロスの日焼けなど)や通常の使用により生じる損耗等(畳の擦り切れなど)の修繕
5.退去検査の実施
家財撤去後、室内に修繕箇所等がないか検査が行われます。検査の結果、修繕が必要な箇所がある場合は、入居者負担分の補修費を支払います。
【注意】
市営住宅の家賃には、自然消耗による修繕費が含まれていないため、経年劣化による汚れや傷等も、修繕の対象となる場合があります。また、入居期間を問わず、畳やふすまの修繕を必須としている事業主体も少なくありません。予め現状回復の範囲を確認しておきましょう。
6.鍵の返還
決められた期日までに、「市営住宅返還届」等の必要書類とともに、入居時に渡された全ての鍵類を管理事務所へ返還します。