単身高齢者です。公営住宅への入居を検討していますが、どのような優遇措置がありますか?

単身高齢者です。公営住宅への入居を検討していますが、どのような優遇措置がありますか?

公営住宅への入居に際し、高齢者にはさまざまな優遇措置が設けられています。自治体によって詳細は異なりますが、代表的なものとしては、下記が挙げられます。

 

1.単身入居が可能

公営住宅は基本的に世帯の入居を想定して建設されていますが、別途、単身でも入居ができる「単身要件」を設けています。60歳以上の高齢者(自治体によっては65歳以上や70歳以上としている場合もあります)は、この単身要件に該当するため、障がい者手帳を持たない方でも、単身で入居することができます。

ただし、入居可能な住戸や間取りは限定される可能性があります。また、公営住宅に入居するためは「自立した生活が送れる」ことも条件となりますので、要介護認定を受けている方は、原則として入居ができません。
そのほか、ほとんどありませんが、単身用の住戸自体がなく、もともと単身者の申し込みを行っていない自治体もありますので、事前に自治体のホームページなどで、ご確認ください。

 

2.入居収入基準の緩和が認められる

例外はありますが、「原則世帯158,000 円以下、裁量世帯214,000円以下」が一般的な公営住宅の収入基準です。

「裁量世帯」とは、とくに居住の安定を図る必要があると考えられる世帯を指し、60歳以上の高齢者世帯は、これに該当するため、収入基準額が「月収21万4000円 以下」へ緩和されます。

 

3.連帯保証人の免除が認められる可能性がある

最終的には自治体の判断となりますが、「連帯保証人を必須」としている自治体の中には、特例措置として、免除規定を設けている場合も少なくありません。この免除規定の詳細を公にしていない自治体もありますが、総務省の資料によると、多くの自治体で、「単身高齢者」は連帯保証人の免除が認められています。

 

4.当選率の優遇が受けられる場合がある

抽選で公募を行う自治体によっては、高齢者(単身・世帯)の優遇制度を設けており、一般の申込者よりも高い倍率で当選できたり、優先的に入居できたりします。

 

5.家賃の減免が受けられる場合がある

高齢者世帯の場合、申請により減免を受けられる可能性があります。減免率など、詳細は自治体によって異なりますので、管轄の自治体窓口へお問い合わせいただくと良いでしょう。

◆関連リンク:公営住宅の家賃減額・減免制度とはどのようなものですか?

 

6.シルバーハウジングや高齢者専用住戸へ入居できる

年齢基準は自治体により、「60歳以上」「65歳以上」などさまざまです。いずれの住宅も、高齢者が安心して生活できるようにバリアフリー構造となっており、住戸内外の手すりの設置やスロープ、エレベーターなどが完備されています。シルバーハウジングの場合は、住戸内に安否確認装置や緊急通報システムが設置され、生活援助員(ライフサポートアドバイザー=LSA)や、生活相談員等による生活支援や相談を受けることができます。

 

参考資料:総務省「保証人の確保が困難な人の公営住宅への入居に関する調査」調査結果(令和4年度)」

その他のQ&A

条件が合わずに入居できない場合は・・・

世帯所得が15万8千円(月額)を超過するなどの理由で入居条件を満たせず、市営住宅・県営住宅の申込みができない場合は、各都道府県や市区町村の「公社賃貸住宅」や「セーフティネット住宅」、「UR賃貸住宅」といった公的賃貸住宅の利用を検討してみましょう。
詳細は各団体にお問い合わせください。

公社賃貸住宅

公社賃貸住宅とは、国や地方自治体の出資によって設立された法人「地方住宅供給公社(略称:JKK)」が所有・管理している賃貸住宅を指します。
地方住宅供給公社の数は、2020年4月時点で、全国に37公社(都道府県:29公社、政令指定都市:8公社)となっています。
東京都の「東京都住宅供給公社」や、神奈川県の「神奈川県住宅供給公社」もその1つです。
公社賃貸住宅の大きな特徴として、
・礼金や仲介手数料が発生しないため、入居時の初期費用を抑えることができる
・18歳未満の子供がいる家庭や、高齢の方がいる家庭などは、優先的に申し込みが可能
という点が挙げられます。
全国の住宅供給公社一覧

セーフティネット住宅

住宅セーフティネット制度(最低限の安全を保障する社会的制度)の一環として経済的に困窮されている方をはじめ、高齢者や障碍者、子育て世帯、外国人、災害被災者など住宅にお困りの方々を対象に、安全かつ良質な住まいとして登録された住宅(セーフティネット住宅)を指します。
住宅確保要配慮者であっても入居を拒まれることはありません。
家賃や保証料の減免・補助が受けられる場合もあります。
セーフティネット住宅情報システム

UR都市機構

UR都市機構が都市公団から受け継いだ、全国約71万戸の賃貸住宅です。
UR賃貸住宅は新築を除き、多くの場合空きがある限り、無抽選・先着順受付で入居が可能です。
保証人だけではなく、礼金、手数料、更新料も不要で、割引制度も充実しています。
ワンルームタイプからファミリー向けまで、間取りの豊富さや広さも魅力の1つです。
UR賃貸住宅

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