生活保護受給者ですが、県営住宅や市営住宅に申し込みできますか?
生活保護受給中の方も、申し込みいただけます。生活保護受給者は、特に安定した居住が必要な者として配慮され、単身での入居が認められています。
また、限定的ではありますが、自治体によっては、一般世帯より当選確率が高くなる「優遇抽選」が受けられたり、住宅困窮度が高い方(早急に住宅を手配しないと健康的な生活が送れない緊急性の高い方)へ優先的に入居資格を渡すといった、優先入居も行われています。
ただし、首都圏などの主要都市だけではなく、郊外の自治体においても、公営住宅の単身可住戸の人気はひと際高く、築浅の住戸と人気を二分するほどです。このため、実際のところは、何度応募してもなかなか当選に至らない場合もあります。
また、当選したとしても、抽選募集の場合、通常、入居までに2~3ヶ月の期間を要すため、早急に住まいの確保が必要な場合は、礼金・敷金・保証人等が不要な低賃料住宅などへの入居も検討しておいたほうが良いでしょう。
【参考】生活保護受給者:
生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的として設けられている公的扶助制度です。生活保護を受ける条件は、世帯収入が最低生活費に満たないことです。 同居する家族と合算した収入額が最低生活費を下回る場合は、働いていても保護対象として認められます。